昭和の高度経済成長期まで
「東京の奥座敷」と呼ばれる大きな温泉街だった
ことは知っていたのだが、
近年、新たに日帰り入浴施設がオープン
していたことを最近知った。
私が以前、数年前に綱島温泉を訪れた際には、
古くから残る日帰り健康ランドや
わずかに残る温泉街の遺構などを
観て廻ったが、
どんなところだろうと興味を持ち、
再び現地に赴いた。
以前来たときもそうだったが、
駅前は雑居ビルや住宅地となっており、
温泉街らしい雰囲気は全く残っていない。
新しい温浴施設である、
「綱島源泉 湯けむりの庄」へは
ここから無料シャトルバスに乗るのだが、
その前に少し寄り道する。
ここが、前に綱島に来た際に訪れた、
古くからの健康ランド「東京園」の跡である。
現在は、東急新横浜線の建設に伴い、
無期限休業中とのことである。
無期限の休業は残念だが、
個人的にはまた再開して欲しい。
気を取り直して、
駅前からシャトルバスに乗り、
湯けむりの庄へ。
先ほどの東京園や、
かつての綱島温泉街とは大分、
離れたところに位置していた。
新型コロナウイルス感染防止対策として、
シャトルバスの乗車人数制限や、
車内のアルコール消毒液設置が行われていた。
入館すると、靴を下駄箱に預け、
検温し、問題が無かったらフロントへ。
料金プランを選び、リストバンドを受け取り、
後払い方式である。
そして、温泉に直行。
さすがに温泉内の写真は撮れないが、
綱島温泉の特徴である、
黒湯があったのは嬉しかった。
湯加減も適温で、良いお湯でした。
湯上がりに、せっかく横浜まで来たので、
地サイダーの「横浜サイダー」を一杯。
甘すぎず、スッキリした味のサイダーでした。
ちょうどお昼時だったので、
館内のレストランで昼食。
せいろそばを注文。
市販の乾麺とは違い、噛めば弾力を感じる、
美味しいお蕎麦でした。
そしてこのレストランでは、
豆腐にこだわりがあることを事前サーチしていたので、
少し奮発して、デザートの「豆冨アイス」を注文。
ほのかな甘みで後味スッキリのアイスに、
ねっとりとした黒蜜との相性が抜群で、
美味しかったです。ごちそうさまでした。
食事も終わり、館内で少し休憩。
私はロビーのようなところで休んでいたが、
館内には、リクライニングチェアがずらりと並んだ
お休み処もあり、施設は充実していた。
充分リフレッシュして、支払いを済ませる。
温泉に入り、これだけ飲み食いして、
約3000円であった。
という訳で、東急東横線で帰路についた。
今回の湯けむりの庄の全体的な感想としては、
かつての東京園のような、昭和の雰囲気は全くなかったが、
現代のニーズに合い、充分リフレッシュさせてくれる、
新しい綱島温泉の顔になり得るのではないか、
と感じた。
また綱島へのアクセスが変わることになるので、
これからの綱島にも期待したいと思う。