私の兄弟も鉄道ファンなのだが、
その兄弟から、
昔の南満州鉄道で使用された機関車が
保存されている」
という情報を教えてもらった。
南満州鉄道とは、
戦前の中国大陸に存在したとされる、
日本の国策鉄道会社である。
かつて、大陸を走っていた機関車が、
日本列島に来て、保存されているということに
行ってきた。
まずは、つくばエクスプレスに乗り、
みらい平駅前からは、
満鉄の機関車が保存されている、
「きらくやまふれあいの丘」というところまで、
「みらい号」に乗って行く。
運賃は一律200円であるが、
このコミュニティバスは、本数が1日数本しか
ないため、このバスできらくやままで
向かうならば注意が必要である。
バスに30分ほど揺られ、
きらくやまふれあいの丘に到着する。
ここは、総合福祉施設を併設した
公園のようなところである。
降りたバス停から、すぐのところに
その機関車は保存されていた。
正式には、プレ型という機関車で、
ウィキペディアによると、
客車を牽引していた機関車ではなく、
構内の入換用に使われていたもののようである。
写真では伝わらないが、
日本列島と大陸では、線路の軌間が違うため、
(日本列島のJRなど・・・軌間1067mm
大陸・・・軌間1435mm)
日本で現役のSLとはスケールが違い、
保存状態が良いとは言えなかったが、
その重厚な造りに、正直迫力を感じた。
コミュニティバスの本数が少ないので、
30分ほど、満鉄の機関車の写真を撮った後、
乗ってきたバスに再び乗り、
今度は守谷駅方面へ抜けた。
守谷駅からは、
同じつくばエクスプレスで都心に帰った。
兄弟によると、大陸で走っていた機関車が、
何故、日本列島にやって来たのか、
その経緯はよく分かっていないのだという。
しかし、日本の悪い歴史だったかも知れないが、
そのことを後世に伝える貴重な遺産だと思うので、
末永く保存されていて欲しいな、
と勝手ながら感じた。