かなり前だが、
有名なテレビ番組『孤独のグルメ』に
「下仁田すき焼き」が登場した回があった。
「下仁田すき焼き」とは、
たくさんの下仁田ねぎと、豚肉が使われている
のが特徴である。
あったのだが、そこで地元グルメを
味わったことは無かった。
『孤独のグルメ』を見てから、
前から再び下仁田に行ってみたいと思っていたのだが、
今回ちょうど群馬に行く機会があり、
せっかくなので下仁田にも足を延ばすことにした。
まずは、東京都心から湘南新宿ラインで、
都心から、1時間半ほどで到着する。
ちょうどやって来たのは、ぐんまちゃん列車。
ぐんまちゃん列車の車内には、
上信電鉄の制服を着たぐんまちゃんの
ぬいぐるみが飾られていた。
正直、かわいい。
高崎駅から1時間ほどで、
終点の下仁田駅に到着する。
ここから、10分ほど歩いて、
『孤独のグルメ』に出てきた、すき焼き屋さんを
目指す。
下仁田中央通りを進んでいく。
平日の昼間だけあり、閑散としていたが、
この通りは、『孤独のグルメ』に出てきていた
ような気がして、一人で世界観に浸っていた。
すき焼き屋さん「コロムビア」に到着。
食べログによると、ランチ営業は
12:00〜14:00とのことである。
店内に入り、
すき焼きを注文する際、豚肉か牛肉かを尋ねられた。
私はもちろん、豚肉を注文した。
少しすると、具材が運ばれてきた。
具材は、豚肉数枚、たくさんの下仁田ねぎ、春菊、えのきなどの野菜であった。
更にご飯も付いている。
これだけのボリュームで、税込1300円である。
牛肉になると少し高くなるようであるが、
それにしても、安い。
店員さんから、まずはねぎを焼いてから、
食べるよう、勧めて頂いた。
せっかくなので、そのようにしてみる。
焼き色が付いた下仁田ねぎを食べてみると、
まず口の中に、香ばしい甘みが広がった。
このようなねぎは、初めて食べたかもしれない。
これだけでも、美味い。
続いて、肉を焼き、
他の野菜も入れ、割り下を入れて、
具材を煮込んで、食べる。
初めて豚肉のすき焼きを食べたが、
甘辛い割り下に煮込まれた豚肉を
卵に絡ませて食べると、とてもご飯が進んだ。
最後に、〆の豆腐を煮込んで、食べ終える。
食べ始めてから、すぐに完食してしまった。
とても、美味しかった。
店員さんも気さくな方で、支払いの際、
「またいらしてね」と声をかけて頂いた。
今度、牛肉のすき焼きを食べてみたいなぁ。
帰りも上信電鉄に乗って帰る。
上信電鉄は車両の種類が多い私鉄だが、
やってきたのは、昔西武鉄道で
主に昭和期に活躍していたレトロな車両だった。
このタイプの車両は、上信電鉄だけでなく、
他の地方私鉄にも譲渡されたが、
そこでも引退している車両が多いと聞く。
このレトロな車両に乗るのは、
最初で最後になるかもしれないな、と思った。
東京都心まで帰る。
高崎駅の土産屋で、
「だるまサイダー」を購入した。
高崎はだるまが有名であり、
それに惹かれて購入したのだが、
製造者は、静岡県の会社だった。
少し残念だが、高崎市内?の神社で、
必勝祈願をしたものだそうなので、
有難く頂く。
味は、オーソドックスなソーダだったが、
美味しかった。
今回、初めて、
『孤独のグルメ』の追っかけをやってみたが、
テレビで紹介されているだけあって、
そのお店の味は確かに美味しかった。
『孤独のグルメ』では、ときどき地域ネタを
やるようなので、機会があったら、
また追っかけをやってみたいと思う。