私は今まで、大宮の鉄道博物館には
何度か行ったことがあるのだが、
近年、リニューアルオープンしてからは
1回も行ってなかった。
それで、せっかくなので行ってみようと思い、
リニューアル後の鉄道博物館に行ってきた。
まずは、JR埼京線で大宮駅へ向かう。
改札を出て、少し歩いて
ニューシャトルに乗り換える。
ニューシャトルに乗り、
大宮駅の次が鉄道博物館駅で、すぐ着く。
昔来たとき(約7年前)と違い、
駅名標が変わっている気がして、
その下の「The Railway Museum」の
銘板も前は無かったと思う。
鉄道博物館駅に到着。
この少しユニークな駅舎は、
手がけたそうである。
この日は平日で、
開館のおよそ30分前に到着したが、
夏休み真っ盛りということもあり、
主に家族連れの人達が既に並び始めていた。
私は予約制の、SL運転シミュレータと、
リニューアルに伴って新たに登場した、
新幹線E5系シミュレータをやってみたかったので、
両方の予約が取れるのか、少し不安になった。
時間が経つにつれ、行列も増えていき、
開館時間になると、
皆ダッシュして入口に向かっていた。
まずは、1階にあるSLシミュレータ前で、
時間を予約する。こっちは余裕で取れた。
次はE5系シミュレータの予約である。
このシミュレータの予約には、
入口から少し離れた新館へ行かなければならない。
新館に着いたときには、開館直後にも関わらず、
E5系シミュレータ目当ての人達で、
行列が出来ていた。
私は並んだが、
順番が来たとき(開館30分後程度と思われる)
既に閉館近くの時間帯しか残っておらず、
私はこの日、午後に用事があったため、
やむなく、E5系シミュレータは断念した。
E5系シミュレータの人気、恐るべしである。
SLシミュレータまで時間があったので、
館内の車両ステーションを散策してみる。
1号機関車(重要文化財)。
日本で最初の鉄道が開業した際、
運用された機関車である。
子供向けのお話である「きかんしゃやえもん」
のモデルになったと聞いたことがある。
国鉄40系電車。
初めて導入した全長20m級の鋼製車両である。
C57形蒸気機関車。
「貴婦人」の愛称で知られる。
かつて、全国の優等列車の牽引に使用された。
EF55形電気機関車。
「ムーミン」の愛称で知られる。
最近まで稼働していた電気機関車で、
私もイベント運用時に写真を撮りに行った
ことがある。
EF58形電気機関車。
鉄道ファンからは「ゴハチ」の愛称で知られる。
20系客車。
「走るホテル」とも評された寝台特急客車。
181系電車。
ルーツを辿れば、東海道新幹線開業前の
国鉄黄金時代を象徴する特急型電車。
「こだま形」とも呼ばれる。
455系電車。
直通して運行できるようにした急行型電車。
481系電車。
全国の特急網が地方へと拡大する中で、
交流電化区間への対応のため、新造された
特急型電車。
特急列車から貨物列車まで
幅広く運用された電気機関車。
として開発された電気機関車。
後に寝台特急も牽引した。
200系新幹線電車。
東北上越新幹線開業用に新造された新幹線電車。
私が幼少期の頃は、よくこの新幹線に乗っていた。
101系電車。
いわゆる「新性能電車」は、この車両から
始まったと言われる電車。
C51形蒸気機関車。
戦前の主要区間の主力機関車として運用された。
0系新幹線電車。
言わずと知れた、最初の新幹線車両。
E1系新幹線電車。
世界初のオール2階建て新幹線。
東北上越新幹線にて運用された。
183ランチトレイン。
かつて特急型電車として運用された183系の
車内を、休憩用として開放している。
400系新幹線電車。
在来線に乗り入れられる初めての新幹線車両。
東北山形新幹線にて運用された。
オハ31系客車。
日本初の鋼製客車。
455ランチトレイン。
この車両も休憩用に車内を開放されている。
車両ステーションを一通り見た後、
館内にあるレストランの、
ちょうど営業開始時間になったため、
2階にある「トレインレストラン日本食堂」
へ移動する。
日本食堂とは、現在新幹線や特急列車で
車内販売などを行っているNREの前身会社で、
当時は、食堂車の営業なども行っていた。
そのトレインレストラン日本食堂で、
いかにも食堂車らしいメニューを頂くことにする。
オーダーを済ませ、最初に前菜が出て来て、
食べ終えた頃にメインが出てくる。
今回注文したのが、「和牛すねハンバーグ」。
セットで税込2230円。
店内の雰囲気も、もちろん肝心の味も、
普段感じないような、少し高級な雰囲気が漂い、
十分満足であった。
セットで、食後にはアイスコーヒーを注文した。
食後の優雅なひとときを味わう。
レストランで会計を済ませた後、
SLシミュレータまで、まだ時間があったので、
再度、車両ステーションを見学。
写真は、1号御料車。
皇室車両で重要文化財である。
続いて、2号御料車。
これも皇室車両で重要文化財である。
時間になり、SLシミュレータに向かう。
約7年前に来た際も、
SLシミュレータを体験したが、
操作方法などすっかり忘れていたので、
今回も初級を選択した。
スタッフの方に、機器の操作方法を
丁寧に説明して頂き、勘を取り戻していった。
しかし、最後の駅で50mくらい、
オーバーランしてしまった。
SLの運転は、やっぱり難しい。
終了後、スタッフの方に記念写真を頼んで
撮って頂いた。
SLシミュレータの後、博物館を出る。
ちなみに博物館の前にも、展示されている
車両がある。
写真は、167系電車のレプリカ。
かつての修学旅行用列車「なかよし」である。
乗り継いで、都心に帰ってきた。
今回、久しぶりに大宮の鉄道博物館に行ってみたが、
改めて行ってみると、施設の充実ぶりに圧倒された。
鉄道ファンはもとより、
かつての食堂車レストランで食事を楽しんだり、
運転シミュレータで鉄道の仕事を体験したり、
鉄道ファンでない人でも楽しめる、
鉄道のテーマパークであるように感じた。
今度は、E5系シミュレータにリベンジするためにも
また鉄道博物館に足を運びたいと思う。
※展示車両の説明には、一部ウィキペディアを参考にしました。