近年、全域避難指示が解除された、
浪江町役場前には仮設商店街がつくられ、
そこのお店で、B級グルメのなみえ焼そばを
食べてみたい、と前から思っていた。
今回、いわき市に住んでいる親戚の家に
行く機会があり、せっかくなので、
いわきから足を伸ばして浪江まで
行ってみることにした。
今回は、東京駅から高速バス「いわき号」で
いわき駅まで向かう。
片道3450円で所要時間は約3時間である。
電車の特急ひたち号だと所要時間は同じだが、
運賃が倍近くかかるので、
単純に考えると、バスの方がお得である。
いわき駅到着後、親戚の人に車で迎えてもらい、
家の近くの定食屋で夕食をとる。
前から思っていたことだが、
いわきで食べる海鮮は鮮度が良く、
本当に美味い。
この日は、親戚の家に泊めてもらう。
翌日、いわき駅から浪江に向けて出発する。
2019年現在、常磐線の富岡駅〜浪江駅間は、
代行バスによる運行となっているので、
まずは電車で富岡駅まで向かう。
車両は昔、特急スーパーひたち号に
使われていたもので、これに乗ってみたかった。
30分ほどで富岡駅に到着。
駅前は、海に近く、少し肌寒かった。
浪江駅まで向かう。
30分ほどで浪江駅に到着。
ここからは、徒歩で仮設商店街まで行く。
街中の様子としては、写真では伝わりづらいが、
人がいる気配がまるで無かった。
浪江町では、全域避難指示は解除されたが、
町の大部分は帰宅困難区域に指定されている
ようで、町に戻ってきている人は少ないと、
聞いた。
駅から15分ほど歩いて、浪江町役場に到着。
役場の隣に仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」が、
ある。
この日は何か催し物が開かれていたみたいで、
商店街はとても賑わっていた。
早速、なみえ焼そばのお店に入る。
なみえ焼そば(大盛・750円)。
麺がうどん並みに太く、豚バラ肉も、
分厚く切られ、食べ応えがあり、とても美味しかった。
来た甲斐があった。
食べ終わった後、再び浪江駅まで戻る。
浪江駅前に、少し小洒落たカフェが
営業しているのを見つけた。
時間があったので、入ってみることにした。
アイスコーヒーと本日のケーキセットを注文。
2つで税込648円だった。
コーヒーはコクがあり、少しこだわっている
のかもしれない、と思った。
ケーキは少し小さかったが、美味しいケーキだった。
帰りはいわき駅まで戻り、
再び高速バスいわき号に乗って、都心まで帰った。
震災から8年が経ち、
今まで色々な被災地に行って来たが、
今回、浪江町に行ってみて、
復興というものは時間がかかるものということを、
改めて実感した。
また再び、東北の方にも足を運んでみたいと思う。