(この記事は2019年6月1日に旅したものをまとめたものです)
小田急で発売しているお得なきっぷといえば、
箱根方面への「箱根フリーパス」や、
江の島方面への「江の島・鎌倉フリーパス」、
丹沢方面への「丹沢・大山フリーパス」
あたりが有名であるが、
伊東方面への「伊東観光フリーパス」
なるものがあることを、近年初めて知った。
小田急の公式HPを見てみると、
確かに伊東観光フリーパスのページがある。
詳しく見てみると、
・小田原〜伊東間のJR線往復
・伊東〜伊豆高原エリアの路線バス乗り放題
がセットになって、
伊東や伊豆高原エリアを走る路線バスは、
セット料金に含まれているのも納得であるが、
小田原〜伊東までのJR線の料金も込みというのは
意外であり、面白そうなので、
一回使って、伊豆高原方面へ出かけてみることにした。
伊東観光フリーパスは、念のため、
普通に問題なく、購入することが出来た。
ちなみに、磁気券であった。
当日、自動改札に購入した切符を通し、出発。
行きの小田急線は、急行列車で行くことにする。
小田原まで約1時間半、揺られる。
小田原駅に到着後、
切符を小田急出口の改札機に通す。
すると、普通にまた出てきた。
少し歩き、今度はJR入口の改札機に通してみる。
ちゃんと、切符は出てきた。
もしかしたら、自動改札は通れないんじゃないか、
と余計な心配をしていた自分にとっては、
少し安心した。
そして、やってきた東海道線に乗り、
熱海駅まで行く。
車内は既に満席で、仕方なくデッキに立つ。
20〜30分くらい電車に揺られ、伊東駅で下車する。
この駅が、JRと伊豆急行の境界駅で、
伊東観光フリーパスでは伊豆急行線には
乗れないので注意が必要である。
伊東駅から、大室山リフト前行きの
バスに乗りこむ。
車内は、地元の方や観光客でとても混雑していたが、
乗っている内に、だんだんと空いていき、
観光客も、途中の伊豆ぐらんぱる公園で下車し、
終点の大室山リフト前に着く頃には、
かなり空いていた。
伊東駅から30分ほどで、大室山リフト前に到着。
早速、リフト券を購入し、大室山に登る。
伊東観光フリーパスを見せると割引になる。
ちなみに、大室山はリフト以外の、
徒歩で登山することは出来ない山である。
リフトに乗って、ゆっくりと登っていく。
頂上付近には、リフトに乗りながら
記念撮影スポットがあるので、
友人同士やカップルにはオススメかもしれない
(一人だと少し気まずいかも)。
少し雲がかっているが、
頂上からは伊豆高原が一望できる。
普通に綺麗な景色である。
今度は、火口付近を臨む。
火口といっても、マグマが吹き出している訳ではなく、
降りられるようで、何らかのスポーツ演習場
のようなものになっていた。
山頂に数十分滞在した後、
再びリフトに乗り、地上に降りる。
今回私は、さっさと山頂を後にしてしまったが、
山頂には茶屋や土産物屋もあり、
ゆっくりできるようだった。
帰りのバス停から、撮ってなかった
大室山全容の写真を一枚。
それほど大きな山ではないが、
山全体が黄緑色の草で覆われた、
何とも不思議な山である。
小田原駅まで戻る。
少し奮発して、特急ロマンスカーにした。
やって来たのは、EXE。
本当は、未だ乗ったことの無い、
EXEαに乗ってみたかったので、少し残念。
ロマンスカーの車内で、少し遅めの昼食。
熱海駅の駅弁屋で購入した、
「鯵とハムの押寿し」。
ハムは鎌倉ハムを使用しているようで、
あっさりとしていて、ハムにはコクがあり、
美味しかった。ペロリと食べてしまった。
「伊豆サイダー」。
スッキリとしていて、飲みやすかったが、
今までたくさんの地サイダーを飲んできた割には、
違いが分からなかった。
今回は、初めて伊東観光フリーパスを使って、
伊豆方面へ出かけてみたが、
JR線・伊豆急行線経由で往復すると、
乗車券だけで5860円(切符利用)かかるので、
それに比べて、伊東観光フリーパスは、
伊東エリアのバス乗り放題券も付いてくる
ことを考えると、随分お得であることが分かる。
私自身も知らなかったように、
この伊東観光フリーパスは、あまり
知られていないように思えるので、
都心から伊東・伊豆高原エリアへ
お出かけの際には、オススメのお得なきっぷである。