私は鉄道ファンであり、
少しマニアックな話になってしまうが、
京成線の車両が、私の小さい頃までは、
神奈川県三浦半島にある、
乗り入れていた時代があった。
その後の、
だったと記憶しているが、
京成車による三崎口駅乗り入れは廃止になった。
以後、約20年が過ぎ、
最近のダイヤ改正で、
京成車の三崎口駅乗り入れが復活したという。
それに乗ってみたくなって、
京急品川駅に赴いた。
最初は、京急品川駅から、
その京成車の三崎口行きに乗ろうと思っていたのだが、
平日の帰宅ラッシュの時間帯で、
混んでいて、あまり楽しめなさそうだと思い、
途中の京急久里浜駅まで、
京急ウィング号に乗ることにした。
終点の京急久里浜駅で、
京成車の三崎口行きに接続する。
京急ウィング号は、品川駅を出ると、
上大岡駅まで停まらない。
先行列車に追いつかないためか、
比較的ゆっくり走っていく。
お陰で、ロマンスシートに座りながら、
少し優雅な旅情気分を味わうことが出来た。
終点の京急久里浜駅で、
念願の京成の三崎めぐりの車両にご対面。
それまで、雑誌等でしか見たこと無かったので、
マニアしか分からないと思うが、
少しだけ感動した。
車内は、全ての座席が埋まる程度に、
混雑していた。
夜20時頃、三浦海岸駅に到着。
この駅で下車した。
せっかく、三浦半島まで来たので、
まぐろ料理でも食べたかったが、
この時間に開いているお店は無いので、
この日は、折り返して帰宅する。
翌日、今度は都心から、
京急電鉄の有名な企画乗車券である、
「みさきまぐろきっぷ」を利用して、
三浦海岸駅まで再び戻って来た。
この駅から数分歩いたところに、
まぐろきっぷが使える、
オススメのお店がある。
そのお店は、「廻転寿司 海鮮」
というお店で、回転寿司もあるのだが、
まぐろきっぷの「まんぷく券」を見せると、
その場で、握りたてを提供してもらえる。
まぐろの大トロ・中トロ・赤身や、
そのときの地魚などが10貫と、
軍艦3貫、計13貫が、このお店の
まぐろきっぷ限定メニューである。
ぺろりと即完食してしまった。
特に大トロが、口の中でとろけるように
美味しかった。
完食後は、再び京急線に乗り、
終点の三崎口駅に向かう。
それは、三崎港近くで、
まぐろきっぷの「おもひで券」を使って、
行きたいお店があったからである。
三崎口駅に到着後、
京急バスに乗り三崎港へ向かう。
まぐろきっぷには、
三崎地区の京急バス1日乗り放題券が
付いているので、気兼ねなく乗れる。
10分前後、バスに揺られ、
三崎港に到着する。
そして、港とは反対側の路地を歩く。
目的のお店は「ミサキドーナツ」である。
このお店で、まぐろきっぷの
「おもひで券」を提示すると、
様々な種類のドーナツの中から、
好きなドーナツ1つと、ドリンクが
セットで頼める。
私は、オーソドックスな、
オールドファッションにした。
ミスドなどのドーナツとは違い、
生地がサクサクで、いかにも
手作り感のあるドーナツで美味しかった。
そして、なんと、
このお店ではオリジナルグッズ1つまで、
付いて来る。
グッズは主に手芸品で、
私は「ネコトート」を選んだ。
ネコのイラストがおしゃれで良いな、
と思った。
更に、平日限定特典として、
ドリンクでホットコーヒーを頼んだ人は、
もう一杯おかわりサービスがある。
遠慮無く、おかわりを頼み、
店内で少しゆっくりした。
ミサキドーナツで一息ついた後は、
バスと電車を乗り継いで、都心へ帰った。
今回の旅のきっかけは、
京成車の三崎めぐりであったが、
それに乗るだけでは飽き足らず、
もう何回目になるか分からない、
みさきまぐろきっぷを利用して、
三浦半島を堪能した。
このきっぷは本当に、太っ腹で、
コスパも高いと思うので、
三浦半島へ行く際にはおすすめであり、
私もまた利用したいと思う。